九州北部に位置する佐賀県は古来より良質な水に恵まれた土地で、日本穀物検定協会の食味ランキングで毎年最上級の特A評価を獲得する米どころとしても有名です。そのため日本酒の酒蔵が多く存在し、国内外を問わず銘酒として名高い数々のお酒を毎年生み出しています。
「佐賀の赤酢」®ブランドは佐賀県内の有名酒蔵でお酒を絞った後に残る酒粕のみを1年以上熟成し、自然と酢酸菌のチカラだけでお酢を造る静置(せいち)発酵法で180日以上かけて丁寧に造られた貴重な赤酢です。
もともと赤酢は江戸時代後期、江戸前握り寿司の流行とともに生まれた日本独自の調味料です。
既にこの頃からお酒を絞った後の酒粕を熟成、発酵させ、さらに長期間寝かせて作る静置発酵法で作られていました。
当時、米は高級品だったため米酢よりも酒粕を使って作る赤酢の方が安い原価で作ることができたのです。
しかし、米が一般的になり醸造酢が大量生産できるようになった現代、時間と手間がかかる赤酢はほとんど作られなくなってしまいました。
静置発酵法で作られた赤酢は一般の醸造酢に比べ酸味がまろやかで香り高いのが特徴で、アミノ酸が多く含まれていることからバルサミコ酢に似た旨味やコクが感じられる上、健康促進にも効果が期待できることから近年、徐々に見直され始めています。
また、お酒を絞った後の酒粕100%で作られる赤酢はSDG’sの観点からも将来的に評価されるべき調味料だと言えます。
※佐賀県工業技術センター調べ/5蔵の平均値です。
寿司酢やドレッシング、付けダレなど、お料理をワンランクアップさせる調味料として、また健康飲料として毎日少量お飲みになるのも効果的です。